Manchester滞在中の移動は、元連邦地裁判事が運転手を務めてくださいました。私たちにとって大変幸運だったのは、訪問先の多くが元判事をよく知っていて、通常以上に歓迎してくださったことでした。
2月4日の午前中は、Devine Millimet法律事務所のPamela Peterson弁護士訪問でした。同業者ということで、とても楽しみにしていましたが、予想どおり充実した意見交換ができました。結論としては、incoming caseにしてもoutgoing caseにしても、外国の弁護士との連携がきわめて重要だということがわかりました。また、できればincoming caseにおいては、帰国前にtaking parentは現地の弁護士その他の資源に相談し、連携できるようにしておいたり、相談の痕跡を残しておく工夫が必要だということもわかりました。弁護士費用のお話はちょっと曖昧な言い方になりましたが、後に元判事が解説してくれたところでは、NH州の弁護士でも1時間あたり25,000円~30,000円、NYやBostonだと75,000円ということもある、しかし、心ある弁護士は常にお金を取るわけでもないので、事情を話し相談するとよいということでした。
昼はいったんホテルで休憩した後、午後2時からCASAを訪問しました。これは裁判手続において子どもの代弁者を務めるボランティアの団体で、主に子どもの虐待事件で子どもの立場にたって調査し、児童相談所からも親からも独立して意見を述べるという役割を果たしています。裁判所から非常に信頼されているようで、親子分離をするケースではすべて選任されているそうです。ハーグ条約事件など監護に関する争いにおいても、選任されることがあるようでした(ただし、CASAではなく、別の団体)。当方は日本の手続代理人について説明したり、NGOの運営の難しさについて議論したりしました。
その後、州都Concordへ向かい、New Hampshire Supreme Courtを訪問しました。何と最高裁判事のひとりが、私たちの運転手である元判事の同僚だったそうで、お二人の判事と親しくお話をすることができました。ハーグ条約事件はほとんどないようで、その点はあまり収穫はなかったものの、DVや高齢者虐待、子ども虐待についてNH州と日本の状況を議論しましたが、結局のところ、多くの分野で同様の壁にぶつかっていることが認識できました(もっとも、薬物の問題は、日本は米国ほど深刻ではないかもしれませんが)。なお、法廷に本物の暖炉があったことも印象的でした。
夜は、Home Hospitalityということで、元判事の私邸を訪問し、夕食をご馳走になりました。友人の元弁護士夫妻も駆けつけてくれて、とても楽しい時間を過ごすことができました。元判事は民主党の支持者で、部屋にオバマ大統領の等身大の写真があったのに驚きました。料理は鮭のグリルとレンズ豆のソース、アスパラや青菜のソテー、スティック野菜でした。夕食後はチーズ、アイスクリーム、フルーツ、ジャスミン茶をご馳走になり、またおいしいCalifornia Wineもいただきました。当方は、私がトトロのハンカチ、Kさんが雷おこし、Uさんが沖縄のシーサーの置物をプレゼントしたところ、とても喜んでいただきました。
これで、2日間のManchesterにおけるプログラムは終わり、いよいよ西海岸に旅立ちます。
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