San Franciscoでの日程については、13日の朝まで知らされませんでしたが、フタを開けてみると、訪問調査は13日だけで、14日は丸々観光に当てられていることがわかりました。ありがたいような気もしますが、しかし、DCに到着したときの暫定的な予定に書かれていた、San FranciscoのDA office訪問やNarikaというアジアの女性を保護しているNGO訪問は無くなってしまい、残念な気もします。とはいえ、先方との調整がつかなかったとすればやむを得ません。
13日(木)午前は、San Franciscoから高速道路を飛ばして1時間強のところにあるAntioch(アンティオック)という町の法律事務所訪問でした。言葉は悪いですが、ちょっと辺鄙なところにある事務所ですが、ハーグ条約事件に精通した男性弁護士さんと面談しました。お話の内容には特段目新しいものはありませんでしたが、逆に日本の状況をお話ししたところ、興味深く聞いておられました。
午後は、University od California Berkeley(カリフォルニア大学バークレー校)に、Sudha ShettyさんとJeffrey Edlesonさんを訪ねました。実は、おふたりは3年前に日弁連が外務省等と共催したハーグ条約に関するシンポジウムにお招きし、主にDV(夫婦間暴力)の関係をお話いただきました。再会した際、幸いにも私のことを覚えてくださっており、そのためもあって話は弾みました。Shettyさんからは、日本は実施法のなかにきちんとDVについて定めるべきだったと指摘されました。また、米国における外国人女性が厳しい立場に置かれている現状もお話くださいました。確かに米国では外国人であっても優秀な弁護士を雇って裁判をすれば有利な結果を得られるかもしれない。しかし、現実には外国人女性は就労が容易でなく、経済的にも貧しく、言葉の壁もあり、結局、不利な判断をされることが少なくないとのことでした。Shettyさんは、ハーグ条約は必要なのだが、同時に女性を保護する対策をしなければならないと強調されていました。具体的には裁判官に対する教育の重要性を訴えられ、実際、裁判官向けのガイドブックなども書かれているとのことでした。
これまでの訪問調査において、日本人母親も米国で監護権を争っても何とかなるのではないかと、やや楽観的な印象を持ってきましたが、昨日の法律事務所訪問に続き、Shettyさんらのお話を聞きますと、厳しい状況に変わりはないように感じられ、やや暗たんたる気分になりました。
とはいえ、これで訪問調査は終了。夜は、別のグループのNさんも加わり、地元のプログラム責任者お勧めのステーキハウスで打ち上げをしました。
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